ゴッホと瀬戸内海の不思議な関係
ゴッホ、
そうです本名ヒィンセント・ファン・ゴッホ。
彼の作品の絶妙なタッチに、色彩に感動した方は多いでしょう。
揺れる糸杉、炎のように渦巻く星月夜、凛としたひまわり。
どれもこれもその作品の持つ力は余りにも大きい。
ゴッホの描く作品の力強さは何処から来るのか。
一般的には彼の抱えてしまった病気の或る意味なせる技とされてきました。
果してそうであったか、きっとそれは無縁ではないでしようが、
ここで二つの事に目を向けていただきたいのです。
1853年3月30日ヴィンセント・ウイリアム・ヴァン・ゴッホが誕生します。
牧師の父と絵心のある母の次男として生まれたのですが、奇しくも前年の同月同日、同姓同名の生まれてすぐに死んだ兄の存在、この事に気が付くのはゴッホは三歳の時、
父が怒るのは私が憎いから、母が誉めて讃えてるのは死んだ兄への想い、両親は私を愛してくれてはいない、愛情を注いでいるのは私ではなく、あの兄だと考えるのでした。
ゴッホの精神的もろさと不安と愛情表現の、時に狂喜的表現と、自己虐待はこの時に芽生えた物でした。
両親にはそんな考えや想いはなかったのですが、彼が気が付くのは遙か34年後の死の直前でした。


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