「なぜつくる」について


仕事場で作業を黙々と続けていると、ふと我に返り、
「なぜ自分はここでこうしてつくっているんだろう?」と
思うことが時々あります。

私達、岩屋工房のふたりは、血液型がO型です。
よく言われる様に、O型の性格には、まあなんとかなるさ、
という要素が多く含まれているようです。

京都や信楽に暮らす様になった事も、
なんとかなるさ、という思いの元で、自然の流れでしたし、
土を触る様になった事も、そんな流れの中で必然的なモノでした。

そうしてやがて、工房として独立する時にも、
一大決心をした、なんて記憶が無いのです。
そうなるような流れで、うつわを作る仕事を始めました。

ですから、なぜつくるのか、どうして土なのか、
そんな問いに、答えはまだありません。
登山家の言う、「そこに山があるからさ。」的な答えも
なんだか単純すぎて違うような気がしています。
色々な事や色々な人との出会いに感化されて、結果、
こうなるような流れにのっています。

ただ、はっきりと言える事があります。
岩屋工房のふたり、「おいしいものを食べる」、これが大好きです。
うつわをつくる理由としては欠かせない一要素です。

いつもの暮らしの流れる中で、つくるモノじゃなくて、
気が付いたら出来ていた、なんていう、
そんな仕事を続けてゆけたらいいなあ、と思います。


(2003年5月)

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