【我が家の食器棚から】


食器棚の中から うつわ色々ご紹介。
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おしょうゆ注し  岩本道明 制作



まあるいタマゴ型のボディ。にょき、と注ぎ口。
ちょこんとフタはベレー帽の様。
赤くてちいさな、注ぐうつわです。



注ぎの切れも好いです。
おとうふのカタチが隣にあると、
なんだかしっくりきます。



てびねりマグ  岩本道明 制作(2008,4)




まあるい土のカタチから、てびねりでつくるマグカップです。
うつわ内側は釉薬掛けしています。土の色を白くそのままに。

うつわ外側は無釉、焼〆。質感そのまま、サリサリした触感。

武骨なシルエットですが、ボディは薄いてびねりです。
その重量は、持つ手に負担を感じさせません。
口のつくりも、コチコチとヘラで押さえて仕上げます。

てびねりならではの、ひとつひとつ揃わず違ってゆくカタチを、
ちょっとおもしろく思いながら仕上げています。

丁寧に仕上げないと暴れ出しそうな、クセのある土と、
「てびねり」という世話の焼けるつくり方。
そうしてできあがる、このてびねりマグ。



コーヒーカップ  岩本道明 制作



コーヒーは、お砂糖を入れません。
ブラックで飲むのが好きです。
ということで、ブラックコーヒーをおいしく飲む為の、
こんなうつわをつくりました。



とんがってます。いぶし銀な、渋いヤツです。



ビードロごはん碗  岩本道明 制作


ごはん碗サイズのうつわには、御飯を盛るのが似合います。

少しだけちいさなサイズだったり、
手に持つ感じがほんのちょっぴりおおきなサイズだったりすると、
小鉢として料理を添えたり、丼として使ってみたりするのですが、
ごはん碗サイズにつくったうつわには、
やっぱり御飯しか似合わないのです。

白い御飯の似合う、ビードロ色のごはん碗。



ちいさなサイズのお皿


「ちょっとこれ、たべてみよっか。」
買い物途中で見つけて、思わず購入した美味しモノ。
パックやトレーからちょいとひとつまみをのせて食卓へ。
ちょっとどうぞ、の時にお気軽に使えて、便利なサイズ。

つくる工房の都合としては、色味や絵付けの様子見として
テストにつくるお気軽サイズ。
食器棚には、そんなちいさなお皿がたくさん入ってます。




粉引のカップ  岩本京子 制作


ちょっとお茶などをお出しするとき、これを使います。
あるときはコーヒー、または緑茶、氷を入れて冷茶など、
いろいろな使い方を楽しんでいます。

このうつわも、長い間使っているなあ…。
やはり、愛着のある一品なのです。



粉引の小皿  岩本京子 制作


自分でもお気に入りのお皿です。

使用頻度も多く、なんとなくテーブルに登場させてしまいます。
もうずいぶん昔に制作したこのお皿、当時、いろいろと
試行錯誤していた時期につくったモノですので、思い入れも
あります。大切に、でもたくさん使ってやりたいと思っています。




呉須絵のごはん碗  岩本京子 成形、岩本道明 絵付


岩屋工房 妻のごはん碗です。

岩屋工房では、それぞれの制作工程を分業で行い、
ひとつのうつわをつくる場合があります。
このごはん碗は、そんな仕事で出来上がったうつわです。
大きさも手頃です。もっぱら、これで食べています。



黄色い手付鉢  岩本京子 制作


うちの息子のごはん碗です。左右にハンドルがあります。
しっかり握って、うつわを固定させ、もぐもぐ食べています。

2才の息子には、
両方のハンドルが
うつわの耳に見え
るのだそうです。

思いがけず手頃な
容積で、よく使用
しています。



呉須絵の長皿  岩本道明 制作


さんまをまるごと乗せたいうつわが欲しくて、つくりました。
びょ〜んと長いこのお皿、洗う時や収納などの取り回しには
少々難アリなのですが、使って楽しいうつわですので
気に入って食卓にならべます。

絵付け作業が好きな夫には、よいキャンバスのようです。


筆 / 岩本京子・岩本道明
written by Kyoko Iwamoto Michiaki Iwamoto


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