スマトラオオヒラタ飼育日記
学名 Dorcus titanus titanus
飼育資材 100円均一の3Lプラケース
月夜野さんのきのこマット
自己入手の材(Dorcus roomさんのAS規格クヌギ材に相当品)×2
特記事項 やっぱり南方のヒラタは凶暴。
2005/11/08 今頃になってオオヒラタの飼育日記を始めることになる私^^
昔はミンダナオオオヒラタの飼育日記なんかもつけてたモンなんですけどねぇ。。。

南方のDorcus属の代表でもあるオオヒラタは、今日のガタブームの火付け役の一種であったことは間違いありません。まずその圧倒的な存在感。これは値段も下落している昨今、ぜひとも経験していただきたいです。今でこそホームセンターにもこういったオオヒラタが並ぶようになりましたが、1pr1万円以上で取り引きされていたような開拓当時、実物を見たときの衝撃といったらなかったです。デカルチャー!

オオヒラタはダニも有名です。この個体にもしっかりついてました
 
でまぁ今は今でなんだかんだと話題になってる本種。遺伝子汚染とかそんなのです。『特定外来』とかなんとか言われてますが、まずは既存の植物防疫法第2条、同5条および同7条などを根拠として輸入を禁止するみたいですね。つまり旧に複する。少なくともこの日記をつけている現在のところ、ネブト・オウゴン以外のほとんどのガタはアウト! 詳しくは農林水産省植物防疫所のページをご覧ください(なお植物防疫法の範囲はあくまでも輸入行為ですので、輸入したものを飼育・繁殖させる分には法律上、なんの問題もないわけです。特定外来生物に関連する法律がきちんと整備されるという目的は、ここの部分---飼育などによる二次災害---を制御しようというものになるのでしょう)。

変異の激しい種類なんでしょうねぇ。分布域が分断されてから時間が経ってないというのか。亜種(つまり『人間が外見上特徴と捕え得た』差異があるもの)だけでも16亜種くらいはあるし。おそらく発言力のある学者がインドネシアに出現したら爆発的に増えるはず。何しろ日本の南西諸島産の亜種だけでも10種ですよ。
ミンダナオ産のものとこの個体、全然違いますけども『同じ種類』(笑 イキヒラタとツシマヒラタの差異でも『別亜種』なのになぁ。

頭盾の部分の白いもの。ダニです。
 
セットは私の標準的なもの。3Lの米びつに8cm×14cmのクヌギ材を2本ぶち込んで、発酵マットで埋める。こんだけで、今回特に工夫をしませんでした。

ワイルドで入手だったのでペアリングはやめ。オオヒラタは♀殺しで有名な種類ですんで、そんなリスクは冒したくありません。処女だったらどうしよう?(笑

ちなみに温室管理、23℃設定。実測は20℃くらいでした。ちょっと低いかも。

イモムシのことで書きたいことがあるので、絶対に産んで欲しいところ^^;;
 
2005/11/24 早速産んでくれました^^

飼育日記を公開しだしたのはつい最近ですが、↑の日付の通り、実際にはセットしてから大体2週間ほど経過してます。

初めてミンダナオ産のオオヒラタをこの時期に飼育したときにはなかなか産んでくれませんでしたが、今回はあっさり。セットはそのときよりは勉強してますがほとんど変えているつもりはありません。やっぱり採卵の成否は♀ちゃんの当たり外れが最も大きい要因な気がします。

マット産み。条件は最初の通り月夜野さんのきのこマット。特に工夫なし。あえて言えば底の部分は固めにつめてて、その部分に産んでました。

今のところ材を齧っている形跡ナシ。その割には壁面から見える卵が1個だけ。マットの場合は壁面から良く見える位置のことが多いんですがねぇ…
 
2006/03/19
update 03/24
産んでたヤツが数ヶ月の放置によってずいぶんと立派になってきた気配だったので、ついに割り出しました。

すでに材はなかったですね^^;;


マットもドロドロ。★になっちゃったイモムシ君もきっと多かっただろうなぁと思いつつも取り出していく。結局18頭。

もともと多産な種類ですからこの結果ではもちろん大成功とはいえませんが、私の基準では20がタコ採れラインですので、十分な成功です。満足^^

こうなってるときは大抵タコ採れです。今回はちょっと『20』の大台に届きませんでしたけど。
 
んでま、飼育するのは5頭前後と決めているのでとりあえず6頭を菌糸瓶に移す。今回は自作の菌床が間に合わなかったので、月夜野さんのBasicにしました。猫さんちのも良いんですが、ガラス瓶で飼育したかったんで。以前みたいにDREAMが菌床売りで出てると魅力的なんですがねぇ… オークションにはあるんでしょうか?


月夜野さんから送っていただいたものがものすごく鮮度が高かったので、無加水&無添加で使用。私は最近薄々に凝っているんで、イモムシにもそういうエサで。次の交換で見込みのありそうなヤツは自作のT-2という菌床を使うつもりです。楽しみ楽しみ。

月夜野さんのBasic。元祖激安菌床ですね。性能も品質の安定度もスバラシイ。そして何よりも私が感心するのは(なんか偉そうですが^^;;)、そのネーミングセンスですね。『Basic』っていう。文字通りだし、名前も中身も古びない。1本目として使い続けたい菌床です。
 
2006/05/21 結構いい感じに菌糸食べてたんで、交換を行うことにしました。

まぁ見てくださいよ⇒
私にしてこの交換のタイミングですよ! ありえない(笑

でもガラスに対するこだわりをあっさり捨ててるのは私っぽい^^;;

左が交換前のスマちゃん。右がサラピンの1400cc。きめの細かさというか雪のような菌糸が印象的な猫さんちの瓶。これはこれでまた私達の新しい『定番』ですよね。てか最近スタートの方々には『新しい』こともないのか?^^;;

大きくなりますね。やっぱり。オオクワだったらこんなのすごいことになってる。

しかしよく考えるとアンタエウスやグランディスは顎の部分が短くて90mmはいく種類だから、もっとすごいんでしょうねぇ。私は最後までちゃんと飼育した経験がないのでそんな大きいのを作ったことがありませんけど(笑

ミヤマが高温で壊滅的打撃を被ったのに対して、オオヒラタは全然平気みたい。んでも部屋全体の温度を下げたんで、こいつらもおとなしくするしかないでしょう。どのみち大食いですけど^^;;

そういえば菌糸を今回も久しぶりに猫さんちのに変えました。本当は今回投入する予定だったんですが、さらに新しい設計を考えたので。そっちで。

DREAMの方。Dorcus系統には尾瀬よりもこっちの方が良い気がしますね♪

仕上げは自家製でキメようと狙ってます(* ̄∀ ̄)σ

これは大きいと思って写真撮ったんですが、3番目で♂くんの中では最低でした(笑

一番大きいもので38g。もちろん真っ白。これだからオオヒラタはやめられなくなるんでしょうね。

♀ちゃんたちは800ccのこれまた猫さん菌糸に移動していただきました。体重が気になるといけないので小食でw
 
2006/09/20 まぁ予想はしてたんですがね。自家製への移行。しませんでした(爆 いや、てかサボってたわけじゃないんです。ホント。前蛹になるような素振りを見せるもんだから、『もう無理かなぁ』なんて思ってたら本当に蛹になっちゃっただけなんです!

言い訳ですね。。。

まぁそれなりの大きさで羽化してくれそうですが…

ちょっと写真が赤みがかってしまいました。真ん中あたりに作ってるところに注目してくださいね。私の管理が悪かったんじゃないんですよ!(どこまでも見苦しい^^;;

びっくりなのは、最初の♀ちゃんがまだ生きているということです! しかもまだ産んでたりする^^;;

本当にお母さん!って感じ。ちょっと取り出して休憩してもらってます。おつかれちゃん♪

いかにもとい風格のお母さん。ここまで頑張ってくれたのは初めてだなぁ。オウゴンの♀ちゃんも結構ずたぼろになるまで産んでくれますが、穿孔型じゃない♀では、私の経験の中で珍しいです。なんだか敬意を表さずにはいられない。

 
2006/10/22