ファベール(ユミツノ)ノコギリクワガタ飼育日記
学名 Prosopocoilus faber
飼育資材 [採卵セット]
ホームセンターで購入のプラボックス(293×465×255)
月夜野きのこ園さんの発酵マット『きのこMAT』
ドルクスグッズさんの霊芝材
特記事項 カメルーン産wild(P.nachtigali??)
2009/05/29 うーん。かっちょ良い! エロかわいいという言葉がありましたけど、それならば『かわいかっちょ良い』になりそうなクワガタです。大きさは30mmそこそこしかないんですが、色といい顎の形といい、何よりこの大きさで指をしっかりとつかんでくるガッチリ感が頼もしいです*^-^*

大腮の湾曲、複眼後方の突起は間違いなくP.faberのものなんですが… 肝心の大腮の形状が大図鑑と違ってます。んであと産地。ただし産地はあんまり意味がないのかも知れません。


アフリカのノコギリクワガタ。ノコギリクワガタは色んな種類のクワガタを含む『なんでも属』なので、なかでもユミツノの仲間と言ったほうがわかり良いのかもしれません。でしかもアフリカのノコギリは政治的な面もあるのでしょうけど、あんまりよくわかってなかったり整理されてなかったりするようです。私はP.faberとしてこの個体を入手しましたが、カメルーンには本来P.nachtigaliというヤツがいるらしくって、しかも本種とそっくりとのこと。で私の個体は『カメルーン産』。なのでファベールではない可能性もあります。ナヒガリィの写真を見たことがないのでなんとも言えませんです。少なくとも大図鑑で見る限りは図示されているP.faber(Plate55.255-1)よりは完全にコンゴ産の不明種(257-1)に近いです。大体このファベールは複眼後方の突起が特徴なんですが、大図鑑のファベールはちょっと大歯型でもその特徴がイマイチ…

まぁそんな分類のことなんてどうでも良いくらい『かわいかっちょ良い』んですけどね!

♀ちゃんで特徴を挙げるなら大腮。結構まっすぐに伸長してるんですよね。あとつかむ力が♂くん同様に強い。脚はあんまり長くないです。この辺『ノコギリ』臭くない。
 
とりあえず良くわからないんですけど霊芝材ときのこマットで何とかなるだろうとふんで、そのようなセットを組みました。ノコギリの材は全部埋めた方が良い結果になるというのをどこかで教えていただいた記憶もあるのですが、アフリカのノコギリは乾燥気味が良いとも聞いたことがあり、折衷的にセットしました。マット産みにも備えてマットは多め。加水は特にせず。温度はラマヒラタ飼育のため18℃。ちなみに現地は平均気温が25℃前後。本種がP.faberだとすると、多少は山地性だということになるんですが、それでもだいぶ低い温度設定です。ちょっと心配ではありますねぇ^^;;

発生時期は3月〜4月の種類なので、その点では悪くはないように思います。ただし今回の霊芝材は若干外れに思えました。

さて。



セット全景。霊芝材がそんなに大きいわけではありません。
♂くんが30mmしかないことに注意してください!
 
2009/06/08 気になってたんですよね。温度。ラマヒラタを飼育している関係で、温度が18℃しかないのはどうなんかなぁと。

で毎晩毎晩コソッと様子を見に行くんですが、毎日のようにフタにへばりついてるんです。こういうパターンは温度があってなかったりの時に多いように思うので、飼育ケースを室温に移すことにしました。

カメルーンの気候は乾季・雨季があるとのことですが、これは半年ずつというわけではなく、4〜6月、9〜11月がそれぞれ雨季にあたります。もちろんカメルーン全土でこうというわけではありません。平均最高気温29℃前後、平均最低気温20℃前後。不思議なことに一日を通しての寒暖の差は、乾季でもそれほど大きくはありません。結構安定してるんですよね。数字的には。

ほいでまぁナンボなんでも『18℃は低すぎかぁ』と思い、引越しを決意。

一応他のクワガタが生存できるかどうかを事前にチェックしてます。ネブト1種、ヒラタ1種。両種ともに大丈夫!

いざ!

って結果が1日で⇒のありさま。

ナマンダブ…-人-

っておい!

力が抜けちゃってる♂くん。アフリカのノコギリってあんまり飼育した経験がないんですが、ここまで短命なことはなかったなぁ。同じユミツノチックなセネガル(色も似てる)は日本の盛夏、耐えます。しかしファベールは枝についてそうな見た目通り、ちょっと苦しかったみたいです。ごめん。。。
 
即死でございますか^^;;

やっぱり日本の夏は過激だなぁ。因みに本日の私の部屋は最高27℃。もちろんそんな最高気温にならない場所に置いておいたんですが…

蒸れでしょうなぁ。

やっぱりあかなんだか。と思いながら見てみると。


うーむ。


♀ちゃんは反対に即産卵してる。

これはどう考えたらいいんでしょうか?
@♂くんは蒸れに弱く、♀ちゃんはこの温度じゃないと産まない
A♂くんは単に寿命だった
B♂くんの方はすでに体力的に弱ってて、♀ちゃんは耐えられた
Cファベールはやはり高温に弱く、♀ちゃんは別に18℃でも産んでた
D温度以外の私の気づいていない空調部屋との違いが影響した
E全部偶然


最低でもこれくらいは考えられます。


私はCかな、と思わなくもないんですが、それにしても移動後1日で♂くん死亡、♀ちゃん産卵とは劇的過ぎる。

わずかに1週間程度でしたが、♂くんの行動を記しておきます。

ファベールは…
@.メイトガードをします。エサは4箇所に入れておきましたが、食べたのは1箇所のみです。これは♀ちゃんが食べていたゼリーのみです。
A.私の飼育環境下(18℃管理・大き目の衣装ケース)では毎晩飛行が観察されました。
B.♂はマットに潜ることはせず、樹皮の下に隠れていました。
C.観察下では夜行性でした。
D.とりあえず材に産卵している様子です。


で今後。

怖いので18℃に戻しました。これはラマの方にガマンしてもらって、20℃にしようかなぁ。。。


おそらく産卵中の♀ちゃん。ちょうどマットの境目。これは予想通り。産卵痕も2つほど。相変わらず中に卵は見えませんでした。♀ちゃんも熱で参っているのかどうかはさすがにこの状態では確かめようがありません。後日同じ場所で固まってれば… 最悪の事態勃発ですね。。。
 
09/06/09 本日も♀ちゃんの産卵を確認。やはり材のマットとの境目の部分に産んでました。

とりあえず18℃でも産むということは確定。ってことはやっぱし♂くんは殺しちゃったんだろうなぁ。何分飼育未体験。許しておくれ。