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墓参りしてきました!
2002年の冬、その夏に見た映画『トンネル』の影響でベルリン(ドイツ)に行きたくなり、旅行会社のカウンターを訪れたものの結局切符がとれず、「それなら・・・」とふと思いついたロンドンに即答で決定。そしてその瞬間から「ならばマンチェスターに行こう! 墓参をしよう!」と、瞬発力の連鎖による行動計画がはじまったのです。
年が明けて2003年の1月3日。午前9時頃ロンドンはユーストンから列車に乗車。イギリス郊外の景色はとても美しく(日本の郊外はなんであんなに汚いのかねぇ)、マンチェにつくまでの間、「あ、羊!」などと、子どものように飽きることなく車窓を眺めていました。乗車時間は約3時間。イアンのお墓のあるマッカレスフィールドの街はその途中、マンチェから約30分のところにあります。
行動計画としては、マンチェに到着したら昼食をとって、多少散策した後、また列車に乗りマッカレスフィールドで墓参をし、またまたロンドンに戻るという、情緒のない日帰り駆け足コース。なんせ日が暮れるまで(17時ぐらい)には墓参を済ませないと暗闇の中で墓地をうろつくことになるので結構焦りました。こんなことなら泊まりにしときゃよかったと。
マンチェ到着
12時半到着。マンチェスターの駅はとてもきれいで、まずそれにびっくり。中華街で昼食の後、デパートやお店がたくさん並ぶマーケットストリートを歩く。予想以上にマンチェって都会だったんですねぇ。人もすごく多いし。HMVやヴァージンに入って「マンチェだから違うトコないかなぁ?」と探してみたけどDOVESのアナログがバーンと並んでたぐらいで、特に気づくことはできませんでした。
いざ、イアンの街へ
おみやげなどを買っていたらあっという間に時間が過ぎ、いそいそと列車に乗りこんで3時間弱でマンチェを離れます。「また来るぞー」なんて思いながら。30分の乗車でマッカレスフィールドへ。
マッカレスフィールド(MACCLESFIELD)はイアンが10代の頃から育った街であり、結婚して世帯を構えた街であり、そして自殺し、葬られている街。ぼくはなんか「寂しい街かな?」という、無意識の先入観があったのですが、ここは何ていうか、割合中流そうな住宅地なんですね。商店街のお店もにぎやかで、不動産業・インテリア業・家具店なんかもやたら目についたんで「家を買う」マンチェ郊外の街なんだと、歩いているうちに気づきました。
そして念願の・・・
マッカレスフィールド郊外にある墓地へは、1963さんが書いて下さったマップが極めて正確で、迷うことなく辿りつきました。墓地につくと我々(あ、夫婦ね)の前を黒塗りの霊柩車と何台ものクルマが通り過ぎ、これから火葬か葬式かなんかをする模様。「ガイジンの旅行者がこんな神聖な場所に観光気分で入って良いのか?」と、ちょっと気がひけたものの、少し待って通路に参列する喪服の人々が減りはじめたのを見計らって墓地の奥へ進みました。そして、その続きは・・・→こちらをご覧ください。
用語解説とか
- JOY DIVISION・NEW ORDER/イギリスのロックバンド。おおまかな説明はこちら。
- 墓参り/JOY DIVISIONのヴォーカリスト、イアン・カーティスの墓にお参りすること。雰囲気だけ味わうならこちら。
- 24時間映画/体力の限界まで挑戦するフィルムマラソンでは当然なく、JOY DIVISION〜NEW
ORDER、そしてマンチェスター・ムーブメントといった、70年代〜90年代マンチェスターの音楽シーンを描いた映画『24 HOUR PARTY
PEOPLE』のことを指す。サントラにはNEW ORDERがCHEMICAL BROTHERSと作ったシングル「HEAR TO STAY」も収録。日本では03年春より公開予定。専門家筋では「24時間宴会連中」などとも呼ばれている。見よう。
- ユーストン/ロンドンから北へ向う鉄道の発着点。東京における昔の上野駅みたいなもの。それにしても、駅の窓口のおばちゃんに「11時の列車にすればすごく安いからこっちにしなさい」としつこく言われて、しかもビックリするほど値段が違うのはなぜだったんだろう。時刻表を見比べても速度が速いようでもなく???の連続。結局、11時出発では時間が足りないので、その高い切符を買ったのだけれど・・・。
- HMVやヴァージン/ちなみに、品切れ傾向というNEW ORDERのボックスセットはマンチェに限らずロンドンでもレコード店の看板を見るたびに探しましたが、やっぱりありませんでした。どうやらカムデンの中古屋にはあったそうだけど、ぼくはカムデンに行った日は中古屋にいく気分でない日だったのでそれも見てない・・・。ただ、カムデンのオシャレな雑貨&家具屋さんに入ったら「FINE
TIME」の後に初期ヴァージョンの「TEMPTATION」がミニコンポから流れてて、「こういうマニアックなテープ作るなんて、この店のあんちゃんも案外マニアなのかなぁ・・・」って思ってたら、それはボックスセットのCDをかけてたみたい・・・。不思議な符合とすれ違い、それもまた楽し、か。
- マンチェでおみやげ/マンチェ中心部の観光案内所にはそんなに数はないけれどマンチェスター・ユナイテッドのグッズやいわゆる土産物(manchesterと書かれたキーホルダーとか)が置いてあった。また、ガイドブックの類も豊富で、中には「モリッシーの足跡を辿る(勝手に意訳)」みたいな街歩きガイドも売っていてビックリ! いろんな商品をもっとゆっくり見たかったけど、時間がなくてとりあえずレジで支払い中に立ててあったタウン誌を「じゃあこれも・・」と買って帰ったら、なんとニュー・オーダーのインタビューが載っていてこれまたビックリ! 実はjdc掲示板でこのことを言及されていた方がいたのは読んでいたのだけれど、いざ現地では忘却してて、ほんとうに偶然でした。なお、マーク&スペンサーで買ったベッカムブランドの子ども服は帰国後たいへん喜ばれました。
- 1963さん/以前にマンチェ行きのレポートと指南をしていただいたすばらしいお方。詳しくはこちら。なお、現在「うたぞう」というHNを使用していらっしゃるのだけど、執筆時は「変えましょうか?」という相談もしそびれたままで、ひとまずそのままの表記になっていあmす。
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