|
MY BB5 DIARY
date:04/10/10
Good Vibrations!
さて、最近blog(WEB上の日記サイト)を始めまして、BB5に関する思いなども、そっちに時々書いております。BB5以外の日常や違うジャンルの音楽の話題も出てきますから、それを我慢していただかないといけませんが・・・。
・・・で、一応サイトをまだ持ってるからには、こっちにも書かせていただきます。なんせ、あの「SMiLE」が発売されましたからねー。
どこのコーナーだったか忘れたが、ぼくはこのサイト内で「SMILE」について「ブートで聴ける楽曲を集めても、実験作にはなるだろうが、ロックの傑作と呼ばれるアルバムになったかどうか、わからない」と書いたことがある。それは、いくつかのブートを聴いた当時の、その時の正直な気持ちだったのです。これらの曲を1枚のアルバムに出来るとはなかなか思えなかった。
だから、今回のブライアンの新作としての「SMiLE」も、どちらかというと「失敗したらどうしよう?」という気持ちの方が大きくて、かなり身構えてました。そんなある日、ある方から「SMiLEツアー」の音源を聴かせてもらったんですね。それで、ちょっぴり安心した。そこで聴けるのは、あのブートで聴ける曲たちが小気味よく繋がった、音楽による小旅行みたいな世界だったから。
でも、心配性ぎみのぼくは、まだまだ安心はしない(笑)。なぜなら、スタジオ録音とライブは違うじゃないですか。ライブではそこで「演じる」ことに意味があるわけだし、何しろ、「SMILE」の楽曲じたいを怖がって演奏しないブライアンが、それに立ち向かっただけでも大きな価値があるものであって、それを練りこんで、1枚のアルバムに完成することはできるのかどうか、マジで心配でした。メインヴォーカルとしてのファルセットが出せないブライアンの声も不安だったし・・・。
いやー、すべてが杞憂に終わりました。ちゃんとこの作品は1枚のアルバムに仕上がってます。たくさんの楽曲を組曲風につないだり、あるいはコラージュ的にスパッと切り替えたり。こういう使い方をすれば、あれだけ多くの曲も、ちゃんと1枚のアルバムになるんですね。繰り返された表現だけど、旧き良きアメリカとそしてポップスの歴史へのオマージュ、音楽と言葉によるヒップな実験、それらが一つになってます。これは前言を撤回せねば(笑)。
早く聴きたかったから輸入盤を買い、その後日本盤も買いました。解説と対訳が読みたかったからね。萩原健太さんの解説には、あれだけ「SMILE」の楽曲を嫌がっていたブライアンが、それを演奏するきっかけとなった微笑ましい出来事も説明されている。ブライアンが復活したことも奇跡的ながら、今のバックの人たちとのチームワークが、ブライアンに自信を持たせ、封印していたアルバムを再構築する奇跡まで起こしたこと、それを今手に取ることができるめぐりあわせの不思議さを思わずにはいられない。
そんなことを考えながら、何度も「SMiLE」を聴く。オリジナルと歌詞とコーラスが一部違う「GOOD VIBRATIONS」、71年ヴァージョンの要素も入った「Surf's
Up」、元の音源をそのまま使ったのかと思わせる「Workshop」の再現ぶり。「I'm In Great Shape」から「I Wanna Be
Around」への流れ・・・。情報量の多さ、今までにブートなどでついた固定概念の切り替えのために、このCDをまだまだ楽しんで聴ける余裕はなく、ただただ唸るばかり。
ライブと同じく、ブライアンの衰えた声では表現できない箇所は、ジェフリー・フォスケットがカバーしており、そんなに違和感は感じない。当時の音に近づけたサウンドも重みがある。66年当時、これが発売されたとしたら、果たして理解されたかどうかはわからないが、少なくともビーチ・ボーイズのその後は少し変わっていただろう。
いやー、心配が杞憂に終わってよかったよかった。ただし、人間の欲望とは限りがないもので、もしこの内容で36年前のブライアンの声、あるいはビーチ・ボーイズの声だったらと、そういう想像をしてしまう・・・。もしかして、今後そういうブートが出てくるのかもしれないが(笑)。その前に公式盤でそういうの出ないかな?
【追伸】
- 繰り返しますが、日々の更新はblogでやってますので、よろしければkuboke
GO HOMEも併せてご覧ください。トラックバック(コメント)も頂けると嬉しいです。
- 前作?「Gettin' in Over My Head」については、こういう聴き方はどうでしょう?
|