MY IMAGINATION
イマジネーションの印象 |
98年に発売された、ブライアン・ウイルソンのセカンド・ソロ・アルバム「IMAGINATION」。ここでは当サイトにお寄せいただいた感想をまとめています。 |
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暗闇の世界の中に微かな光が差す 渡辺克己さん(98/08/17) 哀しいまでに美しい。という凡庸な表現しかできないほどブライアン・ウィルソンの心の痛み、癒やしがひしひしと感じられる。 なぜブライアンの曲には哀しさがつきまとうのだろう? やはりそこには父親マ−リ−・ウィルソンとの関係(確執)から生じた人格崩壊が根底にあると思う。 しかし、ブライアンやビ−チボ−イズの輝きは、人間の底の底へと内省して行く過程で生まれたある種の奇蹟に違いない。 故に暗闇の世界の中に微かな光が差す。 ブライアン・ウィルソンはその光を音楽で表現できる数少ない人間である。 ※掲載がたいへん遅くなりまして申し訳ありません(管理人) |
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ポップでキャッチー。悪くない。 ”うろじんし”さん(98/08/17) “IMAGINATION”ようやく手に入れました。TOWER RECORDSで試聴した時は「さわ り」だけだったのでなんとも言いようがなかったのですが、1stの時のような、 イントロを聴いただけでゾッとするような感覚がなかったことは確か。で、3連 休中あまりに暇だったのとステレオを買い替えた(とはいっても、コジマ電気で 買ったラジカセ並の値段のやつ)のとで、あまり期待もせずに買って聴きまし た。 いや、そんなに悪くないです。ポップ(キャッチー)です。元気(そう)です。 何にも知らない人が聴いたらきっと、「なんかすっごくさわやかなサウンドで、 曲もなかなか良いんだけどヴォーカルがなんか、オヤジくさい声なのに歌い方が 子供っぽい感じ。でもチューブみたいに暑苦しくないから、この夏はカーステの ヘビーローテーションになりそ」と思うんではないかと思います。無頼案の表現 しようとする「無垢さ・純真さ」も、別の意味でちゃんと伝わってきます。ま た、日本には存在しない「大人(40代とか)のためのロック」の好例として、ク ラプトンのアンプラグドで火の着いた元ロック好きオヤジ世代にも売れるのでは ないでしょうか。 となると、BB's時代のセルフカヴァー2曲はどうも蛇足。ドン・ウォズのやった 例のサントラ盤での演奏が「永遠に変わらない裸の無頼案」を再現しているのに 比べ、こちらはまるで「ものまね王座」で曲の途中で出てくる「本人さん」。パ ーフェクトなポップ・アルバムを作るにはプロデューサー・城は決定力不足だっ たか。(でもアメリカの大半の人たちは大満足だと思う) 一方、未だに無頼案に“PET SOUNDS”や“SMILE”を求めている人がこのアルバ ムで感動する方法はただ一つ。鳴っている音のなかからブライアンの声だけを選 り分ける「脳内アカペラ」なら、曲の良さがよーくわかります。ぜひお試しくだ さい。 ※掲載がたいへん遅くなりまして申し訳ありません(管理人) |
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ブライアンの持つ力は十分に引き出されたのだろうか T.Masudaさん(98/07/05) 何てポジティヴなのだろうか。そして、そのポジティヴさがひどく胸を打つ、とてつもなく感動的な作品となっている。それに、このアルバムを作った人間はかつて廃人同然の生活を送っていたのだから、これは正に奇跡と言っていい。 とは言え、僕はこのアルバムに全く不満が無いのかと言うと、そうではない。それは一言で言ってしまえば、共同プロデューサーであるジョー・トーマスの存在に集約できる。つまり、ここで聴かれるサウンドの安っぽいAOR的な音作りのことだ。確かにこの”「イマジネーション」というアルバム”は彼無しでは有り得なかったことは事実だし、彼の功績は決して小さくはなかったと思う。彼がいなければブライアンは新作を作らなかったかもしれない。 けれども逆の言い方もできる。「ペット・サウンズ」にはトニー・アッシャーが、「スマイル」にはヴァン・ダイク・パークスが必要であったように、それくらい共作者の存在はとても無視できるものではなく、それ故にブライアンにとって恐らく「スマイル」以降から見ても(実際的には多くのアンハッピー・デイズを含みつつも)これ程のハッピー・デイズは無かったのではないかというこの時間だからこそなお、もしも彼よりももっと創造的な人間が共同プロデューサーであったのなら、そしてそうして完成を見た”アナザー「イマジネーション」”は果たしてどんなものであったのだろうかと思う。 話によれば、このアルバムのためにジョー・トーマスはブライアンと隣り合わせに家を建てたと言うけれども、するとこのアルバムで”完全復活”とされるブライアンの次作もジョー・トーマスとの共同プロデュース作となるのだろうか。そして(もしあるのなら)その次作も・・・。 現在のブライアンが独力でプロデュースできるのかと言えば、それは無理に思えるし、例えばXTCのように的確な判断力でもってプロデューサーを選べるのかと考えると、それも疑問だ。このアルバムでジョー・トーマスはブライアンの持つ力を十分に引き出すことができたのだろうかと思う。ヴァン・ダイク・パークスは「オレンジ・クレイト・アート」でそれができた。何れにしろ、これはとても難しい問題なのかもしれない。 ブライアンのハッピー・デイズがこの先もずっと続き、更に未来に(願わくは別のプロデューサーのもと)アルバムが発表されるのなら、この「イマジネーション」を僕は心から最大の賛辞をもって迎えられるのだけれど・・・。もちろんブライアンも、そして僕たちもそうであることを本当に願っている。 |
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長いキャリアなんだから・・・ D.Yさん(98/07/02) 私は現在、21歳。ビーチ・ボーイズにはブライアンの1stから入りまし た。そして徐々にビーチ・ボーイズのアルバムを聴いていったのです。ですから 私の頭の中にあるブライアンというのは1stの、あの音がブライアンの音なの です。だから2ndの「駄目な僕」ははじめは馴染めませんでした(いまでは 好きなアルバムの1枚ですが)。 そして今回、6月24日に朝一番で買いに行き、楽しみにしてCDプレーヤーに乗せました。発売前に『ミュージック・マガジン』の萩原健太さんのレコード評を読み期待していたのです。そして出てきたのがあの音です。楽しみに、楽しみにしていたブライアンのアルバム。思いっきり裏切られました。これはエリック・クラプトンの『ピルグリム』にも共通していえることですが、なぜこの人がAORをしなくてはならないのか、今まで通りの ブライアンを聴かせてくれ、こういう思いでいっぱいです。 ブライアンの今までのソロ・アルバムに順位を付けるのなら、
1位 BRIAN WILSON となります。 まあ、ブライアンの長いキャリアを考えればこういうアルバムが1枚ぐらいあ っても良いかもしれない、こう考えている今日この頃です。 |
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世評がどうであろうと素晴らしいアルバム ”しろうさぎ”さん(98/06/30) まだじっくり聞いたわけではないけど、かなり好意的な印象を受けました。も はや何十年来のファンですので、世評がどうであろうと、チャートがどうなろう と、気にならない達観した境地になってしまいました。だから、今回のアルバム が傑作かどうかはわかりませんが、わたしにとっては、今回も素晴らしいアルバ ムです。特に、1曲目、2曲目が素晴らしい。後は落ち着いて聞けましたが、さす がはブライアン、最後の曲「Happy days」で、またもや、実験的なものを聞かせてく れて、前作のリオグランテ同様、見はてぬ「Smile」の夢を継続させてくれました。 多彩な楽器の上手な使い方、前向きな姿勢が良かった。もはや「smile」というアル バムは、一枚のアルバムという概念を越えて、Brianの存在そのもののような気 がしてきました。いかがでしょうか? |
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Is This My Imagination?
Takeshi Kuritaさん(98/06/29) 久しぶりに投稿いたします。僕は6/16日発売と同時に"Imagination"を買いました(Kuritaさんはアメリカ在住)。5月の先行シングル "Your Imagination"を聞いた時点ですでにアレンジとミックスの詰めの甘さが気になっていたんですが‥。顕著な例を挙げると、"Your Imagination"の「エンディングのペラペラなトランペット」。「MOJO」 98年6月号のPeter BuckとのインタビューでBrian本人が「アルバム中最も芸術的な作品」と語っていた'Happy Days"の「出だしの陳腐なサックス」。"Pet Sounds""Smile"制作当時の「常に完璧を求める彼」からは想像できない仕上がりです。 今回アルバムを通して聞いて、釈然としない気持ちが一層強まりました。"Sherry, she needs me"がオフィシャルに聞けるようになっただけでも、久々に彼の新曲が公式に聞けたというだけでも、長年のファンとしては喜ぶべきでしょ う。 ただ、アレンジそしてミックスが"Imagination"を「ブライアンらしくない」アルバムにしている様に思えてしかたありません。曲の出来は悪くないし、ブライアンのヴォーカルも素晴しいだけになおさら「もっと素晴しいアルバムに出来たはず」という気持ちになります。ちなみに僕は選り好みが激しく、"The Beach Boys Love You" も好きでないという、ブライアン・ファンとしては未熟者(?)です。だから、単に好みの問題でしょうけれど、"Imagination"には、いつも僕を虜にする「ブライアンの魔法」が不足している様です。 そんないま一つ手放しで喜べない気分のときに、英国の音楽・映画雑誌「UNCUT」に載っていたBrianへのインタヴューを立ち読みして、すっかり納得してしまいました。詳しくは書きませんが、このアルバムの方向性はBrianの新しい嫁さん メリンダによって決定されたらしいのです。元プロレスラーのプロデューサー・Joe Thomasは彼女の選択とのこと。このJoe Thomasという「ブライアンの音楽性を全く理解していない」男が、「アダルト・コンテンポラリー」な仕上げを施し たので、「Brianの理想通りのアルバムではない」という関係者の証言もあります。さらにその記事の中、"Imagination"セッションに参加したある人は「(Imaginationは、)身の毛もよだつ、薄っぺらな、二束三文のクソ。Brianのキャリアにとってまずいことになった。それもあのJoe Thomasのせいだ。」といった内容の発言をしています。 まず音楽ありき。"Imagination" が自分にしっくりくるという人は読む必要の無い記事でしょう。アルバムを無心で聞き込んで、それでもし興味があったらこの「UNCUT」(www.uncut.net/index.html) を読んでみてください。僕は自分の耳で判断して、「UNCUT」の記事は本当だと思います。ブライアンならもっと素晴しいアルバムを作れるはずです。 「UNCUT」誌の表紙はLandyの監視下にあった頃のBrian。アルバム"Hawai"でお馴染みThe High LlamasのSean O'Haganもインタヴューに応えています。以前、TowerRecordの情報冊子"Pulse!"で「O'HaganがBB5の新しいアルバムをプロデュース 中」と報道されましたが、そのプロジェクトがどうなったのかも語られています。カール存命中にそんな夢のようなアルバムが実現していたとしたら、どんなに素晴しかったことでしょう。残念です。 最後に一つ期待を抱かせるニュースを。現在お蔵入りの96年のAndy Paleyとのセッションは、新曲22曲、「どの曲も外せないから2枚組で」というほどの出来映えのようです。残念ながら、Paleyはメリンダの圧力で現在はブライアンと の交流を断たれている模様。「UNCUT」誌の評価では"Summer in Paradise"が星1つ、"Imagination"が星2つ、"Orange Crate Art"が星3つ、"Sweet Insanity"が星4つ、そしてAndy Paleyとのセッションが星5つ! 現在発売のめどは立っていないようです。"Sweet Insanity"の二の舞にならぬよう願うばかりです。 長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。 |
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ビーチボーイズ名義のアルバムも待っています
Nakamuraさん(98/06/24) お久しぶりです。ずっと仕事が忙しくて大変でした。4月5日〜14日までパリ・ロンドンへ行ってきました。レコードショップでビーチボーイズを探しましたが特に欲しいものはありませんでした。(掘り出し物は発見できませんでした。) 今日(6月24日)、ブライアンのソロアルバムを購入しました。これから毎日繰返し、繰返し聞きます。待ちに待ったアルバムです。私は音楽の専門家ではありませんので、音楽的にどうのこうのは、余り興味がありません。ただ自分で満足できれば最高です。世の中から評価されればなお更です。私にも好きな曲、嫌いな曲がありますが、嫌いな曲でも大好きなビーチボーイズの曲です。大事にしています。何度も何度も聞くことによってわかってくるんですよ。きっと。 ALAN JARDINEがアルバムの制作にかかったらしいニュースでまたまたわくわく楽しみにしています。MIKE LOVEがコンサートを再開のニュースにも。 「BEACH BOYS & MIKE LOVE TOUR DATES」では7月18日、9月6日・11日・12日・25日等、予定されています。行きたいけれど今は忙しくていけません。 BRUCE JOHNSTONが参加するかもしれないとのことです。 ビーチボーイズのビデオ「アン・アメリカン・バンド」で彼らは家族だ、だから解散しないと言っています。カールが亡くなってバラバラになってしまうのが恐いけれど、私は何時までもビーチボーイズのファンです。私の家内が「いつも同じ曲ばかり聞いてよく飽きないね」と言います。 私は次のように答えます。「ビーチボーイズは僕の青春なんだ」と。だから、マイク・ラブにビーチボーイズを続けてもらいたい。私にはメンバーの一人ひとりがビーチボーイズなんです。ビーチボーイズのブライアン、ビーチボーイズのマイク、ビーチボーイズのアルなんです。そしてわたしは、初来日コンサートに行った30年以上もビーチボーイズファンを続けている一人なんです。ビーチボーイズ名義のアルバムが出るのをいまだに待っています。 |
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待ち続けていたかいがありました
H.Tさん(98/06/24) 目を閉じると、頭の中はイマジネーションの風が……。 私(25歳、会社員)も、天才ブライアン・ウィルソンの「イマジネーション」もち ろん聞きました。 待ちきれなくて、某レコード店のお兄さんに発売一週間前にむりやり試聴させても らってから、 今自分の手元にあり、その事の重大さをあらためて感じております。 さて、肝心の内容は?というと、これは、大袈裟でもなんでもなく、間違いなくここ 20年間にブライアンが関わったアルバムの中では最高の部類に属するものでしょう。 管理人コメントの中の「ブライアンに何を期待するか?」によっていろいろ意見がわ かれるのも事実ですが、何を期待しようとも、またどんな人が聞いても、いつかは涙がでて くる自分に必ず出会える事は絶対保証致します。 このアルバムには奇跡が、無垢さ、はかなさ、美しさがある…… 一般的な意見は上記の内容が多いと思いますが、それよりも純粋に泣けるかどうか、 あのフィーリングが頭によみがってくるかどうか体で聞くのが一番いいと感じまし た。 P.S.セカンドシングルは「ドリーム・エンジェル」にほぼ決まりでしょう。 |
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Brian is Back!!
K.Sさん(98/06/24) 初めてメールを出します。 ブライアン・ウィルソンのオリジナルとしては10年ぶりのアルバム 「イマジネーション」がとうとう発売されました。 輸入版をやっと入手して聞いています。 内容は全11曲中セルフカバーが2曲 「Keep an eye on summer」「Let him run wild」 と未発表曲のリメイクが2曲。 そのうち「She says that she needs me」 は「Sherry」「 She Needs Me」という 隠れた未発表曲の名曲(?!)のリメイクです。 で、残りの7曲が新曲。 全部通して聞いた感想は こんなに明るいブライアン・ウィルソンの声を聞くことができるなんて と感激しています。 まあ、中にはどこかで聞いたような曲だとか、 変わり映えしない、なんて声が聞こえていますが ファンとしてはそんなことどうだっていいじゃないか 元気なブライアンが戻ってきたのだからという思いでいっぱいです。 ありがとう、ブライアン。今年の夏はこの一枚で決まりだね。 そうそう、このアルバムは亡くなったカール・ウィルソンに捧げられています。 |