半落ち
2004年 日本映画(東映)
監督:佐々部 清
原作:横山 秀夫
音楽:寺島 民哉
主題歌:森山 直太朗「声」
出演:寺尾 聰
原田 美枝子
柴田 恭兵
鶴田 真由
伊原 剛志
吉岡 秀隆
樹木 希林
「私は最愛の妻を殺しました。」アルツハイマーにより壊れていく自分、また白血病で亡くした息子のことさえ忘れていく自分に耐え切れなり、「息子のことを覚えている間に死にたい」と訴えてくる妻を男は首を絞めて殺害した。
自分も死のうとするが思いとどまり2日後、自首をする。
半落ちとは警察用語で容疑者が容疑を一部自供するも完全に自供してはいない状態を指す。
不可解なのは男の2日間の空白となぜ自殺を思いとどまりあと1年だけ生きようとしたのか。
何かを隠し、何かを守り、男は完全自供しようとしない。
出演者の抑えた演技が緊張感を高め、ドラマにのめり込んでいった。
インターネットの予告を見て絶対に観ようと思い、妻と二人で観ました。
殺人は犯罪ではあるけど、最愛の妻を殺さなければならなかった男の心情と、謎の2日間に関係したエピソードを知ると、男は誰よりも人間的で犯罪者とは思えない。
妻の姉役の樹木希林の「私は啓子を殺してやることも出来なかったんです。」と泣き崩れるシーンはたまりませんでした。隣で妻は声を出して泣いてしまい恥ずかしかったです。
夫婦でご覧ください。
ちょっと優しくしてみようかという気持ちになりました。
